会社員として働いていてしんどいことがあったので、まとめていこうと思う。
今回は仕事の境界線編です。
良い仕事をするためには、自分の部門やチームの垣根を越えて、必要なだけ境界を越えて仕事をすることが求められる場面が出てくる。
自分の担当の境界を越えて仕事をするにはいろいろなリスクが存在する。
そのリスクやらを乗り越えて仕事をして、最終的には称賛されることを夢見るが会社は労働者に残酷な側面を見せる。
今回は、会社から理想を振りかざされていろいろやらされそうな人に対し、他責思考にすることの重要性を書いときます。今の会社で苦しい思いをしている人、思いっきり人のせいにしましょう。
大企業がかかる越境病
企業活動が一定の大きさを超えてくると、組織として部門という守備範囲を作ることで効率的に仕事をしようとする。
ただ、仕事は部門という範囲で線を引いて作業をすることができなくなることがある。
特に大企業の各部門に対して、横ぐしで施策を実施していく本社系部門になるとこの境界を意識しながら作業をしなくてはならなくなる。
こうして部門のような形で境界がはっきりしだすと、その境界にまたがって仕事をしないといけなくなると協会のどちら側が担当するかで綱引き・押し付け合いが発生することになる。
この様を見て、経営層の人は部門を越境せよ(つまるところ守備範囲にとどまらず仕事しろ)ということを強くいってくるのである。
こういった上の人が越境しろと発言しだすことを私は勝手に越境病となずけてみた。
仕事を任せている立場からすれば、守備範囲を限定して作業されると困るのは重々承知している。
だが、現場から言わせてもらうと、越境はリスクのある行為であり、あまり積極的にする行為でない。
越境には以下課題がある。
- 越境先に攻撃される。(なんでこちらの部門の作業をやっているの?その作業はだれの指図?)
- 成果が出る見込みがなければ無駄骨になる(そもそも、業務効率化のために境界があるのに何でそんなところの作業をしているの。効率を考えろよと責められる。)
つまるところ、根回しをして越境先の部門との調整というかったるい作業、越境するに必要な情報を上司に報告しながら作業をしないといけないのである。
仕事が増えるので、現場からすると大変なのである。
また、経営層が越境病の場合よくあるパターンとしては、仕事のスピード感についても突っ込まれることになるが、仕事が増えるのにスピーディーに仕事なんてできるかよということです。
経営層は本質的なことを語ったといった感じで、越境やスピードを語るが、現場感覚的にはあなたが鶴の一言的に言いまくれば可能かもしれないが、現場社員がやろうとすると根回し・気回しがいるのだ。
こんな時こそ、徹底的に歯車であれ。
越境を容易にすることは土台無理な話。そんなことが簡単にできるなら、大企業がベンチャー企業に後れを取ることはない。こういったところの小回りの利かなさが大企業の悪いところであり、小回りが利かないほど大きいからこそ規模のメリットが生きるのだ。
こんな越境病が出るのだったら明らかに大企業なので、大企業のメリットを生かすために、社員は一つの歯車であれ。
越境など考えずに自分の守備範囲のなすべきことをなすことが一番だ。
私が言いたいのは越境を現場に押し付けずにマネージャーがうまくコントロールしろよということです。
何のために、個別の現場作業をしないで、視座の高いところで仕事しているんだ。
後マネージャーと名がついているのなら、越境するときの調整とかマネージメントしろよ
マネージャーなんだから
結論:越境せず、歯車でいることの大事さ。
つまるところ、現場は悪くない。マネージャーや経営層の力不足である。
それを無視して、越境しようものなら現場は大変な労力を課される。
そしてろくなことが起こらず。評価されない。
圧倒的成果でもあげればよいが、現場で視座高くやることができるのは一部の天才のみである。
大企業に勤める凡材こそ、大企業の歯車たれ。
無駄に理想を追い求めるな。さすればストレス・守備範囲を犯したことによる制裁を免れぬ。