11時はおやつの時間
~管理人のその時の思いをぶちまける雑記ブログ~
雑談

在宅勤務の労災について考える。

先日会社の保険組合からお手紙が来た。
内容は、3か月ほど前にやけどで病院に受診したけどその時の状況について書面で回答してくれとのこと。
業務中では、労災になるし、交通事故などの場合は、加害者に対して損害賠償請求権を代位取得するらしい。

今回のやけどについては私の自滅なので、労災になることはおそらくないが、テレワークで労災ってどういう状況で認定されるのだろうということを考えてみた。

やけどの経緯

やけどした当日は実は、体調不良のため、会社を休んでいた。
休んでいたがおなかがすいたので昼にパスタを食べようとしていた。
その時に注意を怠ってゆでていたパスタをひっくり返して、お湯を浴びた。

これがやけどの経緯である。
体調不良に追加してけがもしてしまったのだ。
踏んだり蹴ったりである。

まとめると手紙に回答する状況としては、以下のようになる。

  • 勤務日であるが、体調不良で会社を休んでいたので扱いは休暇
  • 自分で調理していて、ミスってけがしたので加害者はいない。

労災認定の基準は

テレワーク時の労災認定については、厚生労働省の資料によると以下の要件が必要とのこと。

労働契約に基づいて事業主の支配下にあることによって生じたテレワークにおける災害は、業務上の災害として労災保険給付の対象となります。

出典:テレワークにおける適切な労務管理のためのガイドライン,厚生労働省HP, https://www.mhlw.go.jp/content/11911500/000683359.pdf 

すなわち、テレワーク中に労災と認定してもらうには、

  • 事業主の支配下にあること。
  • 業務上の災害であること。

が要件になる。
今回のパターンでいうと、

  • 事業主の支配下にあること。→体調不良による年休なので、事業主の支配下でない。
  • 業務上の災害であること。→昼の調理でのけがなので業務上ではない。

明らかに労災にならない。

厚生労働省の資料にある通りに仕事中に離席して、その途中で転倒とかそういう状況でない限り上記の2要件は達成しそうにない。
たぶん、テレワークで労災になるのってこのくらいでは?
というよりも、在宅勤務で労災になるような状況は家が危険な状態になっていることに他ならないので、労災を受ける前に家を何とかしておいたほうがいい。

これは間違いない。

人生には思いがけないことが多いが学びになる。

今回は私の自滅で痛い思いをしたが、社会勉強になった。
特に、やけどで病院かかると後で保険組合から状況説明を求められるのね。
これについては、労災とかにはならないので期限までに粛々と回答をしていこうと思う。

人生は思いがけず踏んだり蹴ったりに会うこともあるが、その分普通に生活していては遭遇しないネタに会うこともあり学びは大きい。
おそらく、やけどして保険組合から質問されなければ、デスクワークで労災なんて意識することはなかっただろう。

これからもこうした学びは大切にしていきたいとポジティブに締めくくりたい。
そーじゃないとただ単にやけどで痛い目にあっただけになるしね。
痛々しいことをポジティブに語るのはやっぱつれーわ。